スマートツールのための JSON 形式

Pythonコードで書かれたSkyDeck.AIスマートツールを共有するためのポータブルな方法

概要

SkyDeck.AIでスマートツールを作成するには、ファイル構造セクションで述べた仕様に従って、一連のファイルをアップロードする必要があります。アップロード後、当社のプラットフォームは初期設定を行い、これには数分かかるかもしれません。その後、ツールはGenStudioワークスペースで利用可能になります。

ファイル構造

<tool_name>.json

ツールの動作はJSONファイルで設定します。ここでは、設定の主な項目を簡単に紹介します:

  • version:ツールの現在のバージョン。

  • tool_name:ツールの名前。この名前はあなたのワークスペース内で一意であるべきです。

  • tool_code:実行されるPythonコードを含みます。このフィールドの詳細は次のセクションで説明します。

  • description:ツールが何をするかの簡単な説明。

  • usage_notes:ツールの使用方法についての説明。

  • model_version:続きの質問に使用可能なモデルを指定します。すべてのモデルを指定する場合は、_["gpt-4", "gpt-3.5", "claude", "chat-bison"]_を使用します。

  • creator:ツールの作者に関する情報、名前、メール、組織など。

  • variables:ツールで使用される変数の配列。各変数には名前、説明、デフォルト値があります。UIでの変数の順序は、この配列の順序に従います。

  • expected_output:ツールが生成する出力のタイプ。開発段階では、この値は常にテキストであるべきです。

  • avatar_type:ツールのUIで使用されるアバターのフォーマット。

  • timestamp:ツールが最後に更新された日時。

  • requirements:tool_codeのスクリプトを実行するために必要なパッケージを指定します。

  • avatar:このツールのロゴを表す文字列

ツール_コード規約:

このスクリプトは、ツールの動作を概説しています。このスクリプトの主要なコンポーネントは_execute_関数で、次の要件があります:

  • この関数には variables と呼ばれる単一の入力パラメータが必要で、これは辞書です。この辞書の各キーは、ユーザーがツールに入力するフィールドに対応します。

  • 関数は文字列を返すべきで、これはGenStudio UI上のレスポンスとして表示されます。

例示ツール

DALL-E 2を使用した画像生成

説明:

このツールは、画像の説明を入力として受け付け、該当する画像のURLを生成します。出力にはURLと有効期限の注意事項が含まれます。このツールは、クエリをOpenAI DALL-E APIに送信し、応答を取得することで機能します。

入力:

  • 説明: 画像の説明、例えば、「白い毛皮の猫」

出力:

  • 生成された画像のURLと有効期限の注意事項を含むメッセージ

Python スクリプト(これはimage_generation.json内のフィールドとなります):

image_generation.json

Open-Meteo APIを使用した対話型天候報告

説明

このツールはOpen-Meteo APIを利用して、ユーザーが質問した内容に基づくリアルタイムの天候情報を提供します。気温、降水量、風の状況など、天候に関する質問をすると、このツールは最も関連性の高く最新のデータを取得します。

このツールの動作は、LangChainライブラリの一機能であるAPIChainを利用してOpen-Meteo APIのドキュメンテーションにアクセスすることに依存しています。これにより、ツールは正しいAPI呼び出しを行い、必要な情報をシームレスに取得する方法を学習します。

入力

  • 質問:天候について具体的な質問をします、例:"ニューヨーク市の現在の気温は何度ですか?"

出力

  • 要求された天候情報を提供する回答。

Pythonスクリプト(これはweather_reporter.json内のフィールドになります):

weather_reporter.json

制限事項

AWS Lambdaは、関数の実行時間を最大15分、RAMを10GBまでに制限しています。したがって、ツールはこれらの制約内で実行を完了させるべきです。

最終更新